トゥクトゥクはタイのポピュラーな移動手段です。ドアも窓もそしてクーラーも無い反面、開放的できびきび走るので短距離を乗るには楽しい乗り物です。ちょっとした移動であれば100バーツくらいからですが、交渉次第で値段は下がります。これまでの乗車経験から言えば、確かに短距離では楽しいのですが、所詮は軽トラックを改造した乗り物なので、乗り心地は今一歩。特にパトンビーチからシェラトン・グランデのあるバンタオビーチまでの山道では、子供が乗り物酔いしてしまいます。これも少しでも避ける方法が実はあります。それは車と運転手を見分ける方法です。トゥクトゥクには、バスのように縦に椅子がならんで、車の左右にすわるタイプと乗用車のように前を向いて座るタイプがあります。ほとんどは車酔いしやすいバスタイプの左右座りですが、4台に1台くらいで乗用車座りのタイプが見つかります。この機種はエンジンも非力なためスピードがあまり出ません。座り方とスピードが遅い分だけ車酔いも少ないわけです。
また、運転手はたいていは30-40歳台の男性ですが、中には女性も混じっていますし、50以上の運転手もいます。若い男性はやはりタイ特有の荒っぽい運転ですが、女性は年配の男性は運転が穏やかな傾向があります。この2点を観察してトゥクトゥクを選ぶといいでしょう。
ここに掲載した料金表はBigCのショッピングモールに掲示されたものです。パトンビーチまで200バーツ(600円)ですから、日本人の価格から言えば安価でしょう。この距離は約20分の走行距離にあたります。信号が少ない分考えれば、20km近いの距離だと思います。なお、シェラトンがあるラグーナ・リゾートからはトゥクトゥクは乗れません。ラグーナ地域ではトゥクトゥクの客待機を禁じているからです。パトンやプーケットタウンのような繁華街でたくさん待機しています。
最後に、もし2箇所以上プーケット内を車で行き来するのならば、最初からホテル前に待機している地元のタクシー(いわゆる白タク)と交渉して、1日か半日で車をチャーターした方が安上がりです。詳細は「安全なタクシーの選び方」で紹介しています。