毎回のプーケット旅行で、最初に行くのは地元のスーパーです。1週間分のビールに、2−3日分のフルーツ、子供の砂遊びセット、ビーチサンダル、おつまみ類など、滞在中に必要なものを買いだめします。少しでもホテルでの出費を抑えるためですが、それ以上にスーパーに行けばその土地の食文化やその年の生活嗜好が感じられます。日本では高くて手が出ない果物も10分の1以下で買える楽しみは、初日の買い物の醍醐味です。

定番シンハービールは、タイビールの中でもっとも高価ですが、それでも1本24バーツほど、つまり70円ほどの価格です。6本入りは少し安く147バーツですから1本あたり60円ほどです。これが、2番人気のビアチャン(Beer Chang)は、1本60円ほどで、シンハーよりおおむね10円安くなります。最近見かけるようになったLEOビールは630mlのビンボトルで33バーツでした。他にプーケットビールも少し売っていましたが、あまり地元には人気はないようです。
右下の写真は寿司のパックですが、ここ2−3年スーパーで売られるようになりました。買ったことはないので味のほどはわかりませんが、値段は結構高く、1パック50バーツ前後です。購入するのは地元の人ではなく、観光客ではないかと思います。最近は欧米人にも寿司はヘルシーフードとして認識されていますから、日本人から見て怪しそうな寿司でも売れているのでしょうか?

プーケットのスーパーで1番の魅力はやはり南国のフルーツ類です。日本で高価で先ずは一般のスーパーでは売られていないドリアンも1kg35バーツ(100円)ですから、1個あたり数百円となります。柑橘類もとても安く、みかんは1kg59バーツでオレンジも同じくらいです。毎朝搾って飲めるほどのオレンジを購入しても200円くらいでした。
中国産と思われる枝豆が売られていますが、冷凍ものをテーブルの上にどっさり載せた量り売りで1kg37バーツです。日本のスーパーで売られている冷凍枝豆が500グラムで200円程度ですので、約4分の1くらいの価格となります。味は日本の冷凍枝豆とほぼ同じですが、塩あじはほとんどしません。
タイは日本と比較して、下着類と靴は格安といわれていますが、靴はイタリア製も数多く見られ、かなり質のよいものでも5000円くらいから手に入ります。サンダルは日常品なので、さらに割安感がありますが、最近はダイソーでも100円で購入できたりするので、格別安いわけではありません。ただし、種類が豊富なので、結構おしゃれなサンダルが手に入ります。
電化製品は、プーケットの物価を考えるとさすがに高価です。電子ジャーは829バーツ(約2500円) で一見安いですが、中国製の値段でこれが日本製になると倍以上になります。冷蔵庫も中国製で5000バーツほどですから、日本と同等の価格です。今流行のドラム式洗濯機は、もともとヨーロッパ人の観光客が多いためか、18000バーツほどで日本のメーカー品より低価格でした。