ノーマン・ロックウェル 少年と犬の作品集

Norman Rockwell(ノーマン・ロックウェル)の代表的な作品をご紹介します。
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ロックウェルにとってアメリカ人の日常生活を描くことは、作品の重要な主題です。子ども、とりわけ少年や犬などの小動物が作品に頻繁に現れるのは彼の生い立ちに影響しています。両親とも画家として、その才能の血筋を引くノーマンは、1884年にニューヨーク郊外の上流家庭に生まれました。少年時代は描かれる絵とは対照的な都会で過ごしますが、彼は都会の喧噪が大嫌いで、自分の少年時代の理想を穏やかな田園風景の絵に込めて表現しています。加えて、本人は痩せて、内股、しかも度の強い眼鏡をかけた少年で、彼の作品に出てくる活発なこどもたちとは違っていました。ノーマンは自分の絵に、こうあって欲しいという楽しい少年時代を託していたわけです。彼が晩年、ユーモアに満ちた自画像を描くのにも共通点があります。


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